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【番外編】知識0の私が食品衛生責任者を取得してみた

前章までは、飲食店営業許可を取るまでの道のりについて
お話ししました。

今回は、第一章冒頭でお話しした
飲食店を開業するに辺り最低限必要な資格のもう一つである
「食品衛生責任者」についてと講習に関して、お話します。

■食品衛生責任者とはなんだ

まず食品衛生責任者とはなんだという話ですが、
ざっくり説明すると、飲食店の衛生面管理を行う役割の人です。

飲食店一店舗につき、最低一人は必要です。

 

食中毒を起こさない為、衛生面に関して専門的に長期間
学ばなければならない  訳ではなく、半日の講習を受講すれば
取得となります。

 

ちなみに食品衛生責任者が欠けた場合、その期間休業しなければならない訳ではなく
新しく食品衛生責任者になる方を立て、講習に申し込みし誓約書まで記載を行えば
引き続き営業は可能となります。

■日程が空いてない

私もさっそく受講しようと思い、福岡市または県内単位で受講日を
探しましたが空いていない!

2,3カ月待ちが当然のような状況でした。

 

ならば他県と思い、北は山口県から
南は鹿児島まで探しましたが、それでも数か月待ちが当然の状況

なお、食品衛生責任者の資格は全国共通のため、何処受けても問題ありません。
(例えば、宮崎で受講し福岡で資格を活用する事も可能)
但し、受講料に関しては自治体により異なります。
※私が受講した会場は受講費8,000円ですが、福岡市は10,000円の様です。

 

仕方なく、2か月待ちとなりましたが
4月下旬・福岡県内遠方への講習へ応募しました。

■いざ受講

当日朝10時受付開始、さっそく行列が出来ていたため
そこに並び受付を開始。

 

持ち物は
・受付通知書
・受講料
の二つのみ。

 

受付で受講料を支払い、通知書を渡します。
なお、お昼ご飯代は受講料に含まれておりません。
※私の場合、会場近くに飲食施設がないためかお弁当が500円で販売されておりました。

 

講習用の教材を受け取ると、コンサートホールほどの大きさの会場へ通され、
10時40分くらいまで待つと、注意事項と共に教鞭者の挨拶が始まりました。
そこからは12時まで10分休憩以外は、ほぼほぼ講習

午前中は主に、食中毒の種類等について学びました。

 

ここで印象的だったのは、鶏刺しについて
鶏刺しはカンピロバクターの危険性があるのに、保健所が注意喚起しても
中々鶏刺しを提供する店舗が減らない。と

 

昼食1時間を挟んだ後、午後は食中毒を出さない為の施設基準と
HACCPに関してを学びました。

HACCPとは、欧米を中心に厳重な食品衛生管理の方式です。

これまで大企業では採用されておりましたが、今後は大中小関わらず
食品業界全体で取りれようと。

 

そういう流れとなり、まさに最近2021年6月に食品衛生に関する法律が改正されました。

今後は、HACCPに沿った衛生管理を行わなければならず
飲食店なら飲食店、喫茶店なら喫茶店基準の記載された専用シートへ
事細かに記載をしなければなりません(冷蔵庫の温度とか)

 

HACCPの概要説明が終わった頃には、既に時間は17時20分
残りの30分は、記入式の最終テストです。

 

約10問ほどとなりますが、どれも貰った教材に答えがあるため
それほど難しくもありません。

 

なお、解答もセルフチェックとなります。

 

■無事責任者取得へ

テストまで終われば、後は会場を順に出て
受付で受講終了証の受け取りです。

受講終了証と共に、飲食店でよく見かける
長方形の白く細長いプレートを渡されます。

※実物

これに自分の名前が書かれていることに
何とも言えない嬉しさを覚えました

私も食品衛生責任者
このプレートを掲げるからには、HACCPに沿って
しっかりとした衛生管理を行おう

そう心に誓った瞬間でした。

 

但し、ほぼ半日だけの講習会では衛生面の概要程度しか掴めません。
店舗の衛生管理の命運は、食品衛生責任者一人一人の学びに懸かっています。

 

頑張ろう食品衛生責任者

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